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おひとりさまのよもやま話

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"両親を尊敬しています"と言える人が羨ましい

このところ、母の精神状態が不安定になっている。
年末は毎日のように「ありがとう」「いつもお世話になって」という言葉を発していた。

それが、1月3日から豹変。
何がどうしたのかわからない。
具合が悪くて苦しいということだけはわかっているが、父に対する態度と私に対する態度が全く違う。
「お父さん、お父さん」と言い、私のことはまるでいないかのように無視。
たまに口を開いたかと思えば嫌味ばかり言う。

父に対して怒っている時は、逆になる。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と言い、父のことはまるで無視。

これってすごく卑怯だと思う。
いわゆるイジメの中で最も卑怯なやり方だ。
言いたいことがあるのなら、きちんと言えばいい。
ましてや家族なのだから、なおさらのこと。
無視して、嫌味を言って一体何になる?
ついこの間、「先が短いのだから、何事もなく、穏やかに過ごしていきたい」と言ったのは誰?

両親には、大変感謝している。
いなくなったら困る。
教えてもらいたいことも、まだたくさんある。
でも、「尊敬しているか?」と聞かれた場合、首を縦に振ることができない。

父は常識も情もない。
家のことはすべて母まかせで、一人では何一つできない。
自分で決断することができないから、いちいち母を頼っている。
また、人がのたうち回って苦しんでいても、黙って見ているだけの非情な人間である。

母は何でも器用にできるし、頭もいい。
だが、自意識過剰で、上から目線でものを言う。
人の心がわからず、道徳心がない。

忘れられない出来事がある。
中学生の時、母と一緒にバスに乗った。
バスは混んでおり、一つの席をおばあさん同士が「どうぞ」「いえいえ、どうぞ」と譲り合っていた。
すると、母はつかつかとそこへ歩み寄り、その席にドンと座ってしまった。
私は顔から火が出そうになった。
後で「あれはどうかと思う」と言ったら
「だって、2人とも座らないんだからいいでしょ」と涼しい顔で言っていた。
最近よく「年寄りは労わらなければいけない」と言うのだが、どの口で言っているのか?といつも思っている。
もし、あの時の話をすれば、「私はそんなことはしていない!」と怒り狂うだろう。

数日前、母は亡くなった祖父と祖母のことを思い出しながら泣いていた。
「亡くなって、ぽっかり穴があいたような気分になった。
とても尊敬していた。
親というのはそういうものだ。」
なとど言っていた。
祖父母は大変立派な人達だった。
誰に対しても態度を変えることなく、威厳ある祖父と、穏やかだが芯が強く、頭のいい祖母。
そして、いつも祖父は体の弱い祖母を労わっていた。
祖父は70代で脳梗塞で亡くなり、祖母は97歳で亡くなった。
2人共、ちゃんとしていたし、特に祖母などは、電話で話をしても、とても90過ぎとは思えぬほど普通だった。

なんで、あんなに立派な親からこのような子供が生まれたのだろう?
しかも、母が言うには、大変厳しく育てられ、一度たりとも逆らったことがないと言う。
もしかして今のこの有様は、その反動なのだろうか?
子供の頃から、母のようにはなりたくないと、ずっと思い続けてきた。
だから、「両親のことを尊敬しています」と言う人が羨ましい。
特に一流のアスリートに多いような気がする。
友人や知人がそう言っているのは聞いたことがないので、案外親を尊敬している人は少ないのかもしれない。

嫌味のシャワーを浴び、「このくそババア」と思いながらも、それでも母のことは大好きだ。
とても愛おしくて、恋しい。
それは、とても不思議な感情で、言葉で表現できるものではない。

母がいなくなったら、私はどんなふうに、母のことを思い出すのだろうか?
そんなことを考えていたら、涙がほろりとこぼれて落ちた。

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